二人の時間 ⑧ 【せまる時間】
2014年12月04日 公開
ベッドの上で朦朧としてる私は、寂しさと悔しさでいっぱいでした。
まだ鬼畜様は、他の奴隷さんと電話しています。
電話口の奴隷さんをなだめるために、何度も電話をかけ直しています。
私は、言えませんでした。
ベッドに二人で横たわってるいま、悔しいことも、切ないことも。
電話してる横で、私は平気なフリをしました。
クスクス笑ったり、わざとべったり寄り添ったり。
その状況を楽しんでいるかのように。
でも、それは、意地と痩せ我慢の現れでした。
鬼畜様のお帰りの時間もせまってきて、身支度をすませ、
早目に部屋を出て、以前からご一緒したかった喫茶店で、ゆっくり珈琲をいただきました。
落ち着いた空間で、お店の方も、他のお客様も気にならないような、
二人でゆっくり話しのできるお店でした。
お店を出て、鬼畜様に言われました。
「きょう、二人で何したとか、どうだとか、つぶやくなよ。」
「俺はきょうこれから帰るし、帰ってから休みたいんだよ。」
「だから、お前がつぶやくことで、荒れるようなことのないようにな。」と、
仰ってる意味はわかりました。
二人の時間のことを細かく、私の感情を込めてツイッターに書けば、
他の奴隷さんが、心を乱すことになるだろうと。
私はわたっかつもりでおりました。
他の奴隷さんと電話していた時の、私の気持ちは、結局伝えることができず、
お見送りしました。
他の奴隷さんの心を乱すことのないように。
それさえ守れば、つぶやくのは構わない。 そう思っていました。
でも、違っていたのです。 鬼畜様の仰りたかったことと。
その日だけは、いっさいつぶやかないと鬼畜様は言いつけたつもりだったのです。
でも私は、そこまでちゃんと理解できていなくて、
けっきょく、心を乱すようなことを言わなければいいだろうと、
自分の中で、これなら平気かな?と、つぶやいたのでした。
・・・・・⑨へと続く ・・・・・
まだ鬼畜様は、他の奴隷さんと電話しています。
電話口の奴隷さんをなだめるために、何度も電話をかけ直しています。
私は、言えませんでした。
ベッドに二人で横たわってるいま、悔しいことも、切ないことも。
電話してる横で、私は平気なフリをしました。
クスクス笑ったり、わざとべったり寄り添ったり。
その状況を楽しんでいるかのように。
でも、それは、意地と痩せ我慢の現れでした。
鬼畜様のお帰りの時間もせまってきて、身支度をすませ、
早目に部屋を出て、以前からご一緒したかった喫茶店で、ゆっくり珈琲をいただきました。
落ち着いた空間で、お店の方も、他のお客様も気にならないような、
二人でゆっくり話しのできるお店でした。
お店を出て、鬼畜様に言われました。
「きょう、二人で何したとか、どうだとか、つぶやくなよ。」
「俺はきょうこれから帰るし、帰ってから休みたいんだよ。」
「だから、お前がつぶやくことで、荒れるようなことのないようにな。」と、
仰ってる意味はわかりました。
二人の時間のことを細かく、私の感情を込めてツイッターに書けば、
他の奴隷さんが、心を乱すことになるだろうと。
私はわたっかつもりでおりました。
他の奴隷さんと電話していた時の、私の気持ちは、結局伝えることができず、
お見送りしました。
他の奴隷さんの心を乱すことのないように。
それさえ守れば、つぶやくのは構わない。 そう思っていました。
でも、違っていたのです。 鬼畜様の仰りたかったことと。
その日だけは、いっさいつぶやかないと鬼畜様は言いつけたつもりだったのです。
でも私は、そこまでちゃんと理解できていなくて、
けっきょく、心を乱すようなことを言わなければいいだろうと、
自分の中で、これなら平気かな?と、つぶやいたのでした。
・・・・・⑨へと続く ・・・・・